アンドレ・アンリ プロフィール
             
                             

André Henry

 1969年フランス南部に生まれ、12歳でトランペットを手にする。故郷の村は小さく、トランペットの教師はいなかった。しかし、アンリはモーリス・アンドレのレコードを最初の「教師」として、独学でトランペットを学んでいった。

 7年後、アンリはジャック・ジャルマッソンに出会い、アヴィニョン国立高等音楽院にてわずか1年後にトランペットで審査員満場一致の第1位を獲得(1987年)。さらに1年後にはコルネットにおいても第1位を獲得した(1988年)。

 リヨン国立高等音楽院教授、ピエール・デュトと出会った1991年は、アンリにとって非常に重要な転機となった。デュトはアンリに最も威信ある全フランス音楽コンクールや国際音楽コンクールへの参加を決意させたのである。これを機に、アンリは次々とコンクール優勝者リストに名を連ねることとなる。

  • リヨン国立高等音楽院 第1位
  • リヨン・キワニスクラブ期待の名手コンクール 第1位
  • ローヌ・アルプスコンクール 第1位
  • トゥーロン国際音楽コンクール 第1位
  • 世界音楽コンクール 第1位と併せて現代曲特別賞
  • モーリス・アンドレ国際音楽コンクール 入賞
  • 1996年ジュネーヴ国際音楽コンクール 優勝
    これはフランス人としてはモーリス・アンドレやフランシス・マルセル・アンディに次ぐ快挙であった。

 これらの授賞後、アンリはソリストとして、ロシア、中国、日本、台湾、アメリカ、ブラジル、ベネズエラ、ドイツ、スペイン、ポルトガル、カナダ、フランス、ポーランド、ベルギー、マケドニア共和国など、世界中の国々でコンサートを行い、イ・ソリスティ・ヴェネティ、パリ管弦楽団、 ハノーファー室内管弦楽団、サントペテルブルグ交響楽団、サイモン・ボリヴァル交響楽団、ポルトアレグレ交響楽団、ベネズエラ室内管弦楽団、中国管弦楽団、ドイツ国立交響楽団などと共演している。

 また、ヴィンセント・ロンチェーロ(スペイン)、マーク・ステカート(フランス)、アーサー・バルボザ(ブラジル)、イヴァン・イェヴチック(フランス)など、多くの現代作曲家がアンドレ・アンリのために作品を献呈している。

 さらに、アンリは教育にも多くの情熱を注ぎ、世界各地でマスタークラスを開催している。 パリ高等音楽院、ポルトアレグレ音楽大学、バレンシア国立音楽院、フランツ・リッツ音楽アカデミー・ワルシャワ、ポルト音楽院、マケドニア音楽大学、東京藝術大学、福岡工業大学附属城東高等学校、志賀高原サマーミュージックキャンプ、大阪音楽大学、洗足学園音楽大学、東京音楽大学、国立音楽大学、東邦音楽大学、北京中央音楽院、広東音楽大学、上海音楽大学、国際トランペットギルド・ニューヨーク2000など。

 1999年には、フランス文化省から修士号に相当する音楽教授適性免許(APTITUDE CERTIFICATE OF MUSIC TEACHING)を取得。

 1996年から2000年には、ナント国立音楽院とリヨン国立高等音楽院にて教鞭をとった。

 1993年から2000年まで、アンドレ・アンリはロワール国立管弦楽団の首席奏者を務め、2001年より、中国管弦楽団の客演首席奏者である。

 1996年より、アンリはストンビトランペットを愛用。また、パリのビヨー出版社の編集監督を務める。

また2010年4月より東京音楽大学器楽専攻管打楽器科の客員教授に、2011年4月より国立音楽大学演奏学科弦管打専修コースの非常勤講師に就任、日本での活動の幅を更に広げている。